「ドライヤー、かけた?コロコロの前にドライヤーかけてたけど」
脱衣場からリビングに戻ってきた瞬間、妻ちゃんにそう声をかけられた。
えっ、なんでわかるの……?
うちの妻ちゃんは、いわゆるHSP(Highly Sensitive Person)、繊細さんです。
五感がとても鋭く、特に音と光に敏感。今日は、そんな妻ちゃんとの日常から生まれた、ちょっと驚いたエピソードをふたつ紹介します。
音だけで、ぼくの行動がわかる
ぼくがお風呂から上がるとき、だいたい同じルーティンがあります。
- 脱衣場でドライヤーをかける
- コロコロ(粘着ローラー)で脱衣場の掃除
この順番が、ぼくの中では「正しい順番」。
ところが、疲れているときや急いでいるときに限って、うっかりドライヤーをすっとばしてコロコロだけかけてしまうことがある。
するとリビングにいる妻ちゃんが、ちゃんと気づいているんです。
「ドライヤーかけた?コロコロの音しか聞こえなかったけど」
壁ごしに、音だけで察知してる。
ドライヤーの「ブォーン」という音と、コロコロの「カラカラ」という音の順番が違うことを聞き分けているわけです。
正直、最初は「え、そこまでわかるの?」と驚きました。
でも妻ちゃんにとっては当たり前のこと。音が自然に耳に入ってきて、パターンのズレに気づいてしまうらしい。
悪意も干渉する気もなく、ただ聴こえてしまっている。
繊細さんの感覚って、こういうことなんだな、と思った瞬間でした。
間接照明でも、本が読める
わが家の夜は、間接照明が基本です。
天井のシーリングライトは使わず、フロアランプやテーブルランプのやわらかい光だけで過ごす。
妻ちゃんにとって、強い蛍光灯は目と頭に響くらしくて。夜に明るすぎる光の中にいると、疲れてしまうそうです。
一方、ぼくにとっては…正直、暗い。
本を読もうとすると文字がかすんで、すぐ目が疲れる。「これ、ちゃんと読めてる?」ってなる。
でも妻ちゃんはその薄明かりの中でふつうに本を読んでいる。しかも「間接照明のほうが落ち着くし、集中できる」と言う。
明るさの「ちょうどいい」が、ふたりでこんなに違う。
同じ空間にいても、感じている世界がちょっとずれている。それが面白くもあり、ときどき「どうしよう…」ともなります(笑)。
今は読書するときだけぼくのそばにスタンドライトを置いて、妻ちゃんの間接照明空間に共存するスタイルに落ち着いています。
おわりに:繊細さんと暮らして気づくこと
HSPの妻ちゃんと暮らして気づいたのは、感覚って本当に人それぞれだということ。
ぼくが「気にならない」と思っているものが、妻ちゃんにはちゃんと届いている。
それは不便なこともあるけれど、なんというか、ちゃんと世界を丁寧に受け取っている人だなあ、と思う。
ドライヤーの順番を教えてくれるのも、照明をこだわるのも、妻ちゃんなりの「心地よく暮らしたい」という気持ちの表れ。
それに気づいてからは、ちょっとしたことにも「なるほどな」と思えるようになりました。
繊細さんとの暮らしは、こちらも感覚を丁寧にしていく練習みたいな日々です。
この記事が「うちもそう!」と思えた方、ぜひコメントで教えてください。


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